まずはインプラント治療についてのカウンセリングを行います。インプラントをしたい理由、治療のゴール、治療のご希望などを丁寧に伺いますので、できるだけ詳しくお話しください。

インプラント治療に関する注意点なども詳しくご説明しますので、疑問や不安がありましたらご遠慮なくお尋ねください。

CTをはじめとした各種検査を行い、患者様の状態をくまなくチェックします。口腔内スキャナー「iTero」を用いることで、治療のシミュレーションを行うこともできます。その後、カウンセリング時に伺った内容と検査結果を踏まえて具体的な治療計画をご提案します。

安全なインプラント手術に向けて健康な口内環境を整えておく必要があります。虫歯や歯周病、噛み合わせ（矯正）治療などを行い、インプラント手術に向けて万全の口内環境を整えます。

インプラント手術を行える口内環境が整ったら、顎の骨にインプラント体 (人工歯根)を埋め込む手術を行います。局部麻酔で行いますので手術中の痛みはありません。

手術後、1～2週間ほどで再度ご来院いただき、手術部位の確認と抜糸を行います。

インプラント体と骨がしっかりと結合するまで治癒期間（安静期間）を設けます。個人差がありますが、3～6か月ほどです。この間も経過観察のため定期的にご来院いただきます。

一次手術で埋め込んだインプラント体に、人工歯を取り付けるためのアバットメント（支柱）を装着します。再度歯茎を開く必要があるため、二次手術後は歯茎が治るまでしばらく期間を空けます。

最終的な人工歯を作製するために型を取ります。技工士と連携し精密な人工歯をお作りいたします。

いきなり人工歯を作ることはせず、先に仮歯を製作して見た目や噛み合わせに問題ないかの確認を行います。

人工歯が完成したらインプラントに装着します。他の歯との干渉や噛み合わせを再度チェックし、問題がなければ手術は終了です。

人工物であるインプラントが虫歯になることはありませんが、インプラント周囲の組織が歯周病になることはあります。インプラントが脱落する等のトラブルにもなりかねませんので、手術後は定期的にメンテナンスにお越しいただき、クリーニングやブラッシング指導を受けてください。